神戸みゆきさん

頭の中では、ドリカムの「またね」が鳴り響いています。
そう、神戸ちゃん、親しみをこめて私は勝手に知り合いでもないのに、こう呼んでました。
だから、勝手に今日も神戸ちゃんと呼びます。

神戸ちゃん、昨日ニュースを見てね、嘘だと思ってました。
絶対ガセだと思ってました。
だって、実はこの間何の気なしに、響鬼の映画のメイキング見ちゃったんだもん。
それ見て、
「神戸ちゃん、どうしてるのかなぁ〜。いつ復帰するのかなぁ〜。舞台みたいなぁ〜」
って思っていたのだもの。
その同じ週に、あなたの訃報を聞くなんて考えられないです。
あそこで、あなたはやっぱり輝いてたんだもん。

「恋愛ホテル」のあなたも「マジョ」のあなたもパワフルなのに、とっても細くてかわいい女の子でした。
あなたのレミゼもみたかった。
響鬼の日菜佳ちゃんには、毎回毎回はげましてもらった。
私はトドロキではないが、あなたのフレーフレーにはげまされてた。
「え〜〜〜!」
のかわいさに救われてました。

実はセラミュのポスターにいたあなたをずっと覚えてました。
だから、あなたがライダーに出るとき
「おぉ、セラムンやったこだよ!」
なんて思ってました。きっと昔からあなたは輝いていて、私の脳裏に強烈にインプットされたのでしょう。

実は同い年だということもショックなんだな。
昔、いきなり同じ学年の子が急死したことがあった。
あの時も、自分がまだまだぴんぴんと生きていけるという妙な根拠と自信があったなか、
私よりも元気だった、あの子がなぜ急に死んでしまったのか・・・。
棺の中にいるその子を見て衝撃を受けた。

その時も思った。
まだまだやりたいこと、いっぱいあったよねって。
私なんてたくさんあるぞって。
全然できてないけど、まだまだあるんだって。
今も思ってるの。

神戸ちゃんが舞台で、それ以外の神戸ちゃんのやりたい場所で、輝くことがどうしてできないのか。
死っていうのは、本当にある種とても理不尽なものに、私は感じてしまいます。

書いても書いても、なんかこの思いは消えないな。

でも、とにかく。
神戸ちゃん、知り合いでも何でもない私がこんなに書きまくるのも・・なんかなんですが・・・。


神戸ちゃん、またね。

いつか勇気が出たら、響鬼の封を開けてあなたの笑顔を見られる日が来るかもしれません。
その時、変わらぬあなたの笑顔を、私も笑顔で見られますように。
私が、誰かに「フレーフレー!」といっていられますように。

この雨の向こうの、真っ青な青空で、神戸ちゃんがたくさんたくさん笑っていますように。