奇跡を呼んでくださった、みなさまへ

大賞をいただくことができるとは、夢にも思っていませんでした。
まず、私の感想文は、感想文ではないから。
なんていうのだろう、人が感想文といわれて、思い浮かべる感想文はかけないのでした。
読書感想文、特に原稿用紙に書いてこようといわれたものは、本当に大嫌いでした。
国語の先生にも、もっと踏み込んで書いてみようなんていわれるぐらいで。
大体読んだ感覚なんて、人に伝えられるわけない、と思っていたので、いらだって書いてました。
今思えば、マス一文字で表現する方法が合わなかったのだと思います。



じゃ、今回はなぜ応募しようと思ったのか。
「自分は脚本家になれないんだ!!」
という強烈なショックを小林さんに、そしてほかの人たちにも伝えたかったからなんだと思います。
でも、過去の感想文トラウマもあって、なんとかマス一文字の感想文を書かねばという呪縛もありました。
なので、書き始めるまでは実は時間が空いています。
でも、書き始めたら止まらなかった。
いじめの部分、今まで誰にも言ったことがない、自分主人公の物語まで、
書いて書いて書きまくりました。
書いているうちに考えや思いは整理されるもので、自分はなれないんだショックも大きくなり、
書き終わった後は、かなり落ち込みました。
今でも書いてみようかな、と思ってPCやノートに小説を書いてみることはあります。
プロットと呼ぶには稚拙な設定や、どうしても書いてみたいテーマを書きなぐることもあります。
でも、こんなにもはっきりと書けないんだと気づかされてしまったので、
この今私の頭の中にあるものは、どうなるんだという未練みたいな気持ち。
最後には、この本を読んだことにも後悔してみたり。(とんだ八つ当たりです。)



そんな感想文。愕然としました。
なにこれ、感想文じゃないし。いうなれば、THE 自分語りというもの。
これは応募していいものなのか、とまず思いました。
書き直すべきか、断念すべきか。
1時間ぐらい悩んで、え〜い、送ってしまえ!と送信。



そして、その感想文が過分にも大賞をいただきました。
自分の文章が初めて、評価をされた瞬間でもありました。(人生で初の賞でもありました。)
おそらく小林さんが思い描いていた感想文と180度違うものだったのでは、と思うのです。
脚本家になりたい、物を書きたい、と思ってもらえるようにと願っていらしたのに違いないのに。
送られてきたら、「なれないんだな、私」と書かれていて、唖然としたのでないかと思います。



この賞は、自分の希望の光です。こうやって文章を書いていていいんだということでもあるし、
もしかしたら、いつか何かを形にできるかもしれないという希望。


本当に小林雄次さんには、どんな言葉で感謝を伝えたらいいのか、わかりません。
希望をくださって、ありがとうございました。




うれしくて、親に電話しました。
深夜、最寄り駅の駐輪場で、親に大賞をもらったんだよ、と。
親に見せるにはかなり抵抗のある過去満載の感想文ではありましたが、
意を決して読んでもらうことにしました。
(一緒に読むのは恥ずかしいので、電話で小林さんのblogの検索方法を教えました。)



もっとうれしかったのは、まず発表の場にいたケイパパさんがすごく喜んでくださったこと。
自分のことのようにうれしい!とおっしゃってくださいました。
ケイパパさんは、他の方にもメールしてくださって、今日たくさんの方からメールをいただきました。
いつもお世話になっている

UMAXさん、初代ウルトラおやじさん、TATEさん、チビセブンさん、studio_7さん、優咲さん、
マック&シュンカナさん、猫七さん、オビコさん、清水さん
(順不同ですみません)
本当にありがとうございました。


なによりも、この方たちに出会わなかったら、今の私はいません。
昨年の熱中夜話での出会いから、みなさんの一員に加えていただけるようになって、
いろんなウルトラの楽しみ方を学びました。
去年1年間、職場の人間関係ですごくつらかったときも、イベントでみなさんに会えることが励みでした。
自分のことのようにうれしい、よかった!!といっていただいて、自分がいかに幸せなのか、わかりました。


ウルトラで評論が書けるよ、と紀要メンバーに加えてくださった神谷先生も、喜んでくださいました。
紀要は昨年、お休みしていたので、また書いていけたら、と思います。



読書感想文パートが終わってから、小林さんのところにうかがって、一緒にお写真をとっていただきました。
ケイパパさんには、ここでもお世話になり、思い出の写真が手元に残って本当にうれしいです。
結局、この時も「ありがとうございます。」「すみません。」とかしか言えなかったのですが・・・。
本当に奇跡の出来事すぎて、朝も真実かどうか確かめいただいたサインをながめ、小林さんのblogに自分の名前がのって、
はじめて本当に実感したような気がします。

長くなりました・・・・。

小林雄次さんのblogはこちらから。講評があります。)