Good Night and Good Luck.

今日は・・以前から気になって気になってしょうがなかった映画を見にいった。
それは忘れもしない、映画会社のとてつもなくひどい面接を終えた帰り。
(「ご趣味は?」ときかれた・・あの最悪な・・面接を私は今も忘れはしない)
予告編で、いきなり白黒で現れた彼に
「Good Night and Good Luck.」
といわれた。ニコリともせず。淡々と。
その時の衝撃・・・・。
これから、私の人生、なんもいいことないんかい!ぐらいの気持ちになった。
でも不思議と心に残った。
「Good Night and Good Luck.」
というその言葉に。


今日、久々に就活も学校もないので観に行ってきた。
正直「赤狩り」と「マッカーシー」は言葉ぐらいしか知らなかった。
でも、なんともいえず・・・ドキュメントをはめこんだこの映画を見て・・・。
「姿勢」がすごいなぁって思った。
追い詰められて追い詰められて、反撃して勝利したというのに・・・。
ラストは・・・あまりに無情だと思う。
そして、あれが現実で、それが今にも脈々とつながっているのだ。
そう思うと・・本当になんともいえず・・・辛い気持ちになる。
・・・・・エド・マローは誰に向かって
「Good Luck」
といっていたのだろう。自分に?仲間に?・・・私に?
この映画がアカデミー賞が取れなかったことが不思議なぐらい。
でも、商業主義ハリウッドで逆によく作れたなぁ・・・とも感嘆する。
いい映画でした。たまには・・・どかんとくるものを見ないと、人間停滞する。
それに・・・この映画からは「姿勢」というものを学んだ気がする。
不当なほど手放さなければいけないものがあったとしても、立ちつつけなければいけないんだろう。
信念の上に。
私は弱い人間で、そんなことできそうにもないけれど・・・・。
頭をたれずに、立っていたいなぁ・・・とそう思った。