興味深い、その世界にいるだけに

これは宿題の本なのですが・・予想以上におもしろかったです。

だれが「本」を殺すのか

だれが「本」を殺すのか

自分が書店でアルバイトをするようになってから、
「取次って何で必要なの?」
「なんで本を取り寄せるのに1週間以上かかるの?」
「委託ってなに?」
「ちょっと古い本って何で店頭にないの?」
「絶版が多いのって何で?」
とかいろいろ疑問があったんです。それのほぼ大半に答えとまではいかないものの
ヒントを教えてくれたように思います。
後半の編集者や図書館になってくるといまいちぴんとこなくて面白くなかったです。
(でも、これ司書の・・資格の授業の本なんだけど・・・。)


考えた結果、やっぱり取次っていらないように思うんですけど。
取りまとめてくれる、っていうことのためにあるんだろうけど・・それで金もらったり
選別されたり・・するのってどうなのかなぁ・・・。
普通に書店と版元でやりとりするとか・・みんなネットで注文出すとか。
いろいろあるような気がするけど・・・。
あ、でも書店がどんどんPOSとかで手抜きになっているという話はどきり。
うちも店長がこの間独断でスリップ処理を変更。
担当のパートさんを逐一通さずに
「色必備(今月と先月)は自動的に注文」
「電算化スリップ(・・説明できません・・)は半年分までは自動的に注文」
「棚にある文庫のスリップに全部印をつけて(無謀)、自動的に注文」
ということを独断で決定。一般書籍のパートさんは怒り心頭。
私も、その危うさをうすうす感じていたので・・・実際そういうふうになると
より手抜きになっていくという事を実感しました、この本。
でも、それもうちは社員が二人という体制で、パートとバイトも少々担当を持つという
相当この時点で危うい店なわけです。
ハリーポッターに社運をかけている時点で私は・・危ないと思います。)
店長が持っている担当の多さ・・・パートさんの4倍ぐらいですから。
退社時刻も日付が変わるギリギリというのがほぼ毎日。
それは・・こういうシステムでもやらない限り・・自分自身が危ないんだろうなと。


なんか、もっとうまいシステムありそう・・とかえらそうに思ってしまう私ですが
具体案は全く思い浮かばないんですけど。
川上から川下まで全部1社で持ってしまうというのはどうでしょうか?
無謀ですか?やっぱり??