戦って、死んで何が悪い!

今日の朝日新聞朝刊31面のはがき通信。番組の感想とか批評のコーナーがございます。
響鬼について載っておりまして、私非常に楽しく拝見しました。
(お?なぜこんな丁寧口調?)


今回はドラマとして質が高いとの高評価。そりゃね、過去若手の登竜門的楽しさは
あるけど・・物語的に不安やねん!ってとこがあったので納得。
うんうん、と読んで最後におよっ?と来てしまいました。
以下抜粋

武器も「音撃武器」と呼ぶ和太鼓で、戦闘シーンが少ないところも安心して見られる。



これね、最近というか、ウルトラマンコスモスをやる時もそうでしたが
少年犯罪の低年齢化とかで、特撮番組が槍玉にあげられることが多すぎると思う。
私としては、小さい頃から特撮番組見て育ってきた私としてはですね、
光戦隊マスクマン電磁戦隊メガレンジャーを見て(幼稚園〜小学校5年ぐらいまで?)
夏休みになればウルトラマンの再放送見て、ジライヤやジャンパーソンだってちらりと
見てましたよ。
でも、私別に人を殺したりしないし、暴力振るうような人間にはなっておりません。
今のところキレやすい方ではない。
(日頃怒りまくっててキレるまで貯めないのでは・・という説あり・・。)
だから、特撮番組が子供に与える影響って少ないと思う。
ろくに内容も知らない専門家が口を出すことでもないし。


私は親にはなっていません。だから、こういう社会や時勢で子供をどう育てるかという
いろいろな重圧やプレッシャーはありがたい事だと思うけれど、感じた事はない。
でも、私は結局どんな番組見たって結局は子供は親の鏡だと思う。
特撮番組見たから、いい子になるとも思わないし、暴力的になるとも思わない。
結局は親の育て方しだいでしょう。
なんでもかんでも特撮番組のせいにしないで欲しい。
第一、暴力というけれど、戦いや競争のない社会なんてありえないもん。
うちは親は私がこういうもの見ても特には、何もいいませんでした。
でも、きっと横目で内容は見ていたんだろうと思う。
仮面ライダーBlackは怪人が気持ち悪いといって、本を買ってくれなかったけれど
それが恐らく教育ってもんでしょう。
横で一緒に見るとか、話をするとかしてからにしてほしい。


私は今でも地球戦隊ファイブマンの1話で
幼い兄妹が両親と離れ離れになってしまったことで
悲しくて、幼稚園年長の私と、2歳の弟ワンワン泣いた事を覚えている。
鳥人戦隊ジェットマンのラストで結城凱が引ったくりにさされて死んでしまった事も。


一生懸命生きて戦って死んでしまうことから目を背けるのはよくない。
「光になって消えていった」
みたいに最近はソフトな表現になりすぎる。
みんな一生懸命生きていつかは死ぬ。寿命かもしれない、不慮の事故かもしれない。
それのどこが悪い!なぜ描かない!私はそう思う。
死ぬってなんなのか、どうして子供と親が一緒に考える機会を作らないの?
みんな忙しいから?


私はたぶん前も宣言したと思うけど、子供には絶対に特撮を見せる。
ドラえもんを見せるってのと同じように。
私が見て育ってきたものもいっぱい見せたい。
テレビが子供に与える影響うんぬんとかあるけど、絶対に見せる。
小さい頃かわいそうだ・・って泣いた事を覚えているもの、
理解できないとは言い切れない。
絶対に見せる。仮面ライダークウガ龍騎と恐らく響鬼をは絶対に。
ゴジラシリーズは初期から順々に見せるでしょう。
ウルトラマンだって初代を見せたいものです。平成3部作にウルトラマンコスモスも。
そうだな、戦隊シリーズだって、ビデオ化されてないのは無理だけど、
カクレンジャーダイレンジャーは外せないでしょう。
そして、子供とその時代の特撮をいっぱい見よう。
いっぱい話そう。


クウガとして戦わざる終えなくなった五代雄介の言葉を知っていますか?
「殴るという、嫌な感じに慣れたくない。」
そういう番組を子供に見せないなんて・・逆にもったいないと思うんだけど。