はまり猫

「きゃ〜蒼、○○(弟)来て〜猫がはまってる!」
昼下がり、母の悲鳴に駆けつけてみれば。
ここでちょっと説明。
我が家は団地でございまして、扉とメーターボックスに、ま、ちょっとした飾り棚といいますか、傘置き場のような2段の棚がございます。
そこの上段に猫がはまっているではありませんか!!
でっぷり猫!!でも、毛並みもよろしいどこかの飼い猫!
置物と花瓶を倒して、“はまってる”んです。
そして、人間3人に囲まれて固まってるんですよ。
母が、置物を守ろうと手に取ると、脱走!弟の脚にぶつかり、我が家4階なのですが
踊り場から下にジャ〜ンプ!!っていうか、落下。
下からどん!!という音が。
これは、死んだか、怪我したか!と青ざめて踊り場から外を見ると
猛スピードで猫逃亡。
(とにかく、猫は太っていても高いところから落ちても死なんらしい。)
家族呆然。
私「・・はまって出られなかったんじゃないみたいね。」
母「でも、表現としてはハマってたよね。」
弟「何だったの?」
私「え〜わからない。」
母「怖かったわ〜」
私「猫の国に連れてってくれたかもよ?」
弟「猫の国って・・何?」
しばし・・たったいまの猫騒動について語る。
どうも、私が寝ていた頃宗教の勧誘と思しき人が、インターホン越しに応対した弟に
勧誘の人「お宅の猫がはまってるんですが・・。」
弟「?????あの、うち猫飼ってません。」
ということがあったそうな。
そうなると・・あの猫は・・最低2時間も”はまって”いた?!


猫の行方は知れません。もしかすると、新しく隣に引っ越してきた人の家の猫か・・・
というのが我が家のもっぱらの予測です。
うちの団地、ペット禁止なんだよなぁ。
ま、飼っている人はいっぱいいるし。猫を室内で飼っているぐらいならいいけどさ。
でも、どうしたかなおデブ猫。
無事におうちに帰れたかしら。とりあえず、知らんぷりをきめこむ我が家です。