人間を捨ててほしくない

今日、JR横浜線相原駅で起こった事を話そう。

それは17時過ぎ、迷い犬が線路を歩いていた。
もうすぐ上り下りともやってくる。
犬はそんな事も知らないで歩いていた。
見かねて男子学生が線路に飛び降りて、捕まえようとするが
犬は見知らぬ人間を警戒して、いうことを聞かない。
なんとか、線路から外れた草むらに彼は犬を追い詰め、
危険に思った、駅にいた誰かが非常停止ボタンを押した。
駅に響き渡るサイレン。
何かあったらしいと駅員が一人でやってきた。
そして、駅員は事態を知って犬と学生に向かって走った。






さて、問題です。
その後、駅員が取った行動はなんでしょう?






彼は男子学生の腕をつかむと、上階にある事務室の方へ連行。
犬は放置。
そして、駅員は停止ボタンを解除するとアナウンスを流した。
「お待ちどうさまでした。まもなく電車が参ります。」
犬が再び線路を歩いているというのに・・・・・・。






男子学生の取った行動は、確かに彼の身も危険だからそれに怒った可能性はある。
でも、私はその時駅員は、学生と一緒に犬を保護しに向かったのだと思っていた。
きっと誰もがそう思っていたよ。
それを犬をそのままにするとは!
犬の命よりもダイヤが大切だというのか?
長く電車を止めていると確かに、影響は大きかろう。
でも、一つの命の方が大事に決まっている。
犬は線路から出たのかどうかはわからない。




この駅員の行動は鉄道会社に勤めている人から見たらどうなんだろう。
正しいのだろうか?
私は人間として、間違っていると思う。
だって、生き物なんだよ?それが目の前で危険にさらされているのに
それを放っておいて
「お待ちどうさまでした。」
なんていえる神経はなに?




JR西日本は今回で信用を大きく失ったでしょう。
あれだけの事故ですもの。当然です。
ではJR東日本は?
生き物の大切な命を蔑ろにしたのだから、
私は東日本も決して信じない。