[劇]KITCHENで蜷川舞台初体感!

昨日19時より、渋谷のシアターコクーンで『KITCHEN』を観劇いたしました。
で、しょっぱならから道を間違えました。
渋谷のパセラのある、いやタワレコのある通りに行ってしまって東京ガスのビルまで
行ってから、おや?ってなり、
次に、パルコの横を通って、若干NHK近辺に来ておや?ってなって
最後にブックファーストが見えたときは涙が出ましたよ、(T_T)
渋谷の大通り、3本しかないのにねぇ・・・3本を横断すんなよぉって。


ブックファースト見物をすませ
(確かにでかかったが・・あんまり好きじゃないかも。
確かに棚に本がさしばっかりであると圧倒されるし、威圧感がすごかった・・・。
でも、きっとどこにもない本を探す時にはいいにちがいない!)
あわただしく、食事を済ませ、いざ舞台へ!
私は1階席のC列。なんと舞台側、というか、裏側?!見たいな場所で。
いや・・舞台が近くてよかったです。S席買ってよかった・・。
双眼鏡持ってこなくても、大丈夫だったわ・・。


劇はすごかったです。あの、すごいの一言でしか表せなくてボキャヒンな自分に
泣けますが、本当にすごかったです。
たぶんね、内容がわかってたら観に行くのをやめてたかもしれないんです。
須賀貴匡さん目当てでした・・えへ・・)
それだけなんか、こうズシン・グサッって来たんです。
あれを毎日、多い時は1日2回公演でしょ・・大変だなぁって本当に思いました。
成宮さんが、演じていた役は、思いっきり近寄りたくないタイプの人間だったのに、
最後の最後までみて、「あぁ・・私もあぁなりそうな時ある・・」って思ったんです。
こう、まだまだ上演中なので内容は書けませんが。
浅倉威見たときの感想も、同じだったから。
こう、自分のずっと奥の封じ込めてる、何かこう・・暗くて牙をむいているものが
反応するんだろうか・・。


厨房の中は本当に戦場でした。いろんな人種の人が集まって、決して仲良くもなく
プロだから、”シゴト”だからいる。
そこを抜けたくても、金という枷というか、生活必需品があるから逃げられない。
もう、ただ作って作って作って作りまくって、ひと時の安らぎとまた戦場。
そんな繰り返しで。
そこで磨り減ってしまったのが、ペーターっていう成宮さんの役。
戦場では夢を見られないんだろか、いや、見方を忘れてしまうのかな。


私も今年から就職活動に入るわけで、よく考えようって思った。
一番最初に、須賀さん演じるディミトリがいうセリフが全てなんだな、あの劇の。
そう、私は部品として扱われないようになりたい。


いつも劇は、おもしろくて、ほろっと泣ける、終わってあぁ、楽しかった!
っていうのばっかり観てたけど、反省した。
これは劇の一面だもの。もっといろんなものを観なくちゃなって。
とにかく、いろいろな面で私にいい栄養を与えてくれた劇でした。


ちなみに二幕の最初に、蜷川さんがいらしたのを目撃。
双眼鏡が役に立ちました。
後、通路の階段も使用されるので、近い人はラッキーです!
私の近くには、一番重要な場面の成宮さんと杉田かおるさんがいました。
でも、近すぎたのと、舞台が気になるのとであんまり・・・観られませんでした。
須賀さんはちなみにやってきませんでした(泣)
そうそう、須賀さんの舞台には、もう何度か足を運んでいるのですが、
カーテンコールでは笑わないですね〜。
真剣な顔で拍手を受けて、頭を下げていました。いつもです。
きっと、次のこと考えているんだろうなぁ・・・えらいなぁと思わされます。