で、昨日の続きなんですけどね。

私が生まれて来てよかった〜って思える相手は祖父母ですね。
私は母方の祖父母っ子です。もう大好き。
だから二人が年老いていって、いつかは死んでしまうと考えるだけで
いてもたってもいられなくなる。
実際、去年の冬は祖母の具合が本当に悪くて、
もう心配で溜まりませんでした。
祖父は出かけるのが嫌い、人付き合い嫌い、
家の中に新しい風を入れるの嫌いな人なので、介護保険を受けさせるまで
母の苦労は並大抵ではなかったです。
ま、私はそれも知っていましたが、本当に後悔したのが
毎年夏に遊びに行っていたのに、受験の年だけ行かなかったこと。
その夏に体調を崩して、ずっとずるずると来てしまったようでした。
今でもそれだけは後悔してます。
もしかしたら、あの夏少しでも帰っていれば今よりも元気だったんじゃ
ないかって。
幸い、祖母も祖父も元気です。
でも、老いてきていることを知らん顔していることはできなくなりました。
祖母は疲れやすくなったし、祖父もひざが痛い。
でも、病院にいけとかいかないとかで、もめている間は元気な証拠かな。


祖父はすごく頭のいい子供だったのに、家が非常に貧しく
進学をあきらめた人でした。
自分よりバカなヤツが進学している事実がとても悔しかったそうです。
必死で勉強していたのに、悪い紙を綴じてノートにしていたのを
教師に
「こんな紙で遊んでいるヤツがいる」
といわれた事はとても悔しかったらしく、何度も聞かされて
そのたびに私もひどく憤っては泣きそうになります。
だから祖父はその当時は珍しく、子供たちを大学にやりました。
女の子を大学に行かせるなんて、しかも私立ですよ!
当時はすごかったろうなと思います。
単身赴任しながらすごく切り詰めていたらしく、
一番高いコメを買って、後は野菜少しだけですごしていたらしいです。
その反動か、今は菓子パンに動物ビスケット大好き。
それをご飯代わりにして祖母は、嘆いてます(^^ゞ


祖母はいいところのお嬢さんでした。
小学校の先生にもなったし。
あ、祖母の小さい時のことってあんまり聞いたことないなぁ。
今度聞いてみようっと。
元気でしゃきしゃきしてて、出かけるのが大好きな人でした。
今も好きなんだろうけど、疲れやすくてやめてしまいました。
私は祖母と電話で小さい頃から1時間はおしゃべりできました。
今でも祖母と話しているととても楽しい。
そりゃぁ、祖母だって茶髪だの、今風の格好、髪型は受け付けられないし、
パソコンもわからないから、インターネット説明できないけど
でもなぁ、楽しい。
祖母の化粧をするのを見るのが小さい頃から好きで
それ、でかけるぞ〜となると生まれたての雛よろしくついてあるきました。
昔はおしゃれなどする余裕がなかったから、
晩年の祖母はとてもおしゃれです。


この二人の孫で私はよかったって思います。
なんか、いいんだよなぁ〜。小さい頃からそう思っていたから
一度一人で預けられた時、相当我がままだったらしく
「おばあちゃんに、わがままな子だっていわれた」
と、母親に言われた時は、幼稚園生だったのに非常にぐさりと
心に突き刺さったのを覚えています。
この二人の自慢の孫でありたいなとは思うわけです。
私以外の孫達は才能豊かなんで、いじけてしまうけど
でも、祖父母好きは孫で一番を自負しているわけで。
その座は死守します。
最近じゃ、遊びに行って数日経つと元気だから、お前達も交通費高いし
もう来なくていいぞと電話が来たりするのですが、
負けませんよ。ボケられてたまるか!と思います。
生活に張り合いは必要だっての。
春と夏には絶対に遊びに行くって決めてるんですから。
とにかく学生のうちは絶対に行くし、二人が元気ならずっといくもの。


でもいつかは別れがやってくる。
やっぱり悲しくなる。泣けてくる。
でも、やってくるんだろうなぁ。