一言で言えというなんて殺生な

今日朝10時から「ゴジラ FINAL WARS」を見てまいりました。
とりあえず、チケットを買うのに
「10時のゴジラ1枚」といったら、隣のおじさんが
ゴジラ1枚」
と言っているのが聞こえ、おぉ仲間じゃんと思う(*^^)v
3番スクリーンを入ると、親子は一組のみ。
後は若者(男)数人におじさん。後から中年の夫婦がやってきて
それでおしまい。
若い女は私だけでした。(悲しき現実・・・。)


始まったら「東宝スコープ」というロゴにびっくり。
昔のじゃん!
で、最初はなんだろう・・映像のスパンの短さというんでしょうか、
それに慣れませんでした。
轟天号の活躍から、いろいろ昔の映像が使われていたはずなんですが、
なんだか、目がチカチカして・・・
過去のカットの長い、ゆっくりとしたものが懐かしかったです。


むしろ、主役はミュータントと人間側。
正直、あれだけ派手にアクションするとは思ってなかったので、
びっくりしました。
ってか、マジであそこまで人間とX星人の戦いになるとは・・・。
アクションですよね、今回の映画は。
しかも、何よりもキャストの中で一番印象に残るのは”北村一輝”でしょ!
あんなに変に狂う事ができるとは・・・恐るべし北村一輝
むしろ怪優だなと思いましたよ、あれだけできると。
だって笑いが起きましたもん、後ろのおばさん笑ってましたよ。


ゴードン大佐もまたカッコいいなぁ・・・。
日本刀ってあたりが素敵。でもしゃべったらべらんめぇ口調で笑えた。
でも、ケイン・コスギが日本語ぎこちなくて、ゴードンさんが
ぺらぺらなのは??って思ったらそりゃ・・・そうでしたよね。


終わってからの印象は、これってゴジラじゃなくても
できる映画だよなって事。
いえいえ、誤解しないでください!!
私は確かにガチガチのゴジラ大好き人間で、ゴジラにはメッセージ性は
必要だと思ってますよ。
でも、この映画はエンターテイメント性は抜群でした。
ゴジラじゃなくてもできる、でもゴジラだからこそ
人を惹きつけるんだなと。
人間のアクションと怪獣の戦いを交互に映す。
確かに過去に全くとらわれない(どう昔とつなげようかとか。)
いい映画だったと思う。
むしろFINALじゃなくて、FIRSTだと思うな。
だってね、あの伊福部さんのゴジラのテーマがなかったけど
それが全く気にならなかったんです。
今までのは気になって気になって、
それだけでゴジラじゃないような気がして、嫌だったんです。
でもスピードもテンポも全然違うし。
ゴジラゴジラだけど、でもゴジラじゃないと思えたのか、
このゴジラでいいと思えたのか、その心はわからないままです。
ゴジラじゃなくてもできます、確かに。
でも、私はこれがゴジラ映画でよかったと思ってます。


怪獣もいっぱいでてきてたけど、うん、ちょっと使い捨て感があったかな。
ただ、それのおかげで北村一輝が生きる(爆)
ミニラと共に意外な人もまぁ、存在感をえらく発揮してます。
実はメッセージ性というのはミニラ側に託されてたんですよ。
最後まで見ると、いいなぁと思います。


で、結論。
また見に行こうと思います。
だって、楽しかったんだから。今度は細かく見るぞ!
いろんな芸能人でてるけど、気づかなかった人いるし・・・。
いやね、メッセージなら「ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃」で
エンターテイメントなら「ゴジラ FINAL WARS」でした。
金子監督は好き嫌いが分かれる監督だと思う。
でも、1954年のゴジラの血を一番引いているのは金子ゴジラです。
ゴジラってこんなに強くてすごいんだぞ!って見せてくれたのが
北村監督。(いや、でもゴジラってジャンプできるんですかね・・。)
両監督には心から感謝。ゴジラのさまざまな魅力を私にくれました。